百戰奇略氣戰第七十四
- 要旨: 戦いを決めるのは兵、兵を決めるのは士気、士気を高めるのは太鼓の合図であり、太鼓を打つ間合いと敵との距離を適切に見極めるべきだと説く。
原則
- 士気を高める太鼓は頻繁すぎても遠すぎても効果がなく、敵が六、七十歩の距離に迫ったところで打つべきだとする。
史実に見る実践
- 春秋、斉が魯を攻めた長勺の戦いで、曹劌は荘公に対し、斉軍が三度太鼓を打ち終えて士気が衰えるまで待つよう進言した。
- 斉軍の士気が尽きたところで魯軍が太鼓を打って攻めると斉軍は敗走し、曹劌はさらに轍の乱れと旗の傾きを確認してから追撃を許可した。
- 曹劌は「士気は一度目の太鼓で高まり、二度目で衰え、三度目で尽きる。敵が尽きて我が方が満ちていたから勝てた」と説明したとする。