百戰奇略分戰第七十一

  • 要旨: 我が軍が敵より多勢の場合は兵力を分けて前後・複数方向から攻めるべきで、兵力比に応じて正兵と奇兵の割合を調整すべきだと説く。

原則

  • 兵力に余裕があるほど正兵・奇兵に分けて前後から挟撃すべきだとし、五倍なら正三奇二、三倍なら正二奇一の割合とする。

史実に見る実践

  • 南朝梁、陳霸先・王僧辯が侯景討伐に赴いた際、侯景の鉄騎の勢いを見て、陳霸先は「兵力で優る以上、敵の勢力を分散させるべきだ」と提案した。
  • 弩兵を正面に、軽鋭の兵を後方に、大軍を中央に配して三方から攻めたところ、侯景軍は総崩れとなり侯景は城を捨てて逃走したとする。