百戰奇略害戰第四十八
- 要旨: 敵が国境を侵して民を脅かす場合は、要害の地に伏兵を置くか砦を築いて防げば、敵は容易に侵犯できなくなると説く。
原則
- 敵が近づけない状況を作ることが害を防ぐ要諦だとする。
史実に見る実践
- 唐、朔方軍の総管が突厥に敗れた後を継いだ張仁願は、突厥の主力が西方に出払った隙を突いて黄河北岸に三つの受降城を築くことを進言した。
- 反対意見もある中これを押し通し、逃亡兵を処刑して工事を急がせ、六十日で三城を完成させ、さらに多数の烽火台を設けた。
- これにより突厥は山を越えて牧畜することができなくなり、朔方の侵犯は絶え、防衛費用と守備兵を大幅に削減できたとする。