百戰奇略虛戰第四十三
- 要旨: 味方の兵力が実際には手薄なときは、あえて充実しているように見せかけて敵に実情を悟らせなければ、無用な戦を避けて軍を保全できると説く。
原則
- 敵にこちらの虚実を測らせないようにすれば、敵は軽々に戦を仕掛けてこないとする。
史実に見る実践
- 三国、蜀の諸葛亮が陽平を守っていた際、主力を出撃させて城内にわずかな兵しか残っていない状況で、魏の司馬懿の大軍が迫った。
- 諸葛亮はあえて旗を伏せ太鼓を鳴らさず、城門を開け放って掃き清めるという奇策を取った。
- 司馬懿は伏兵を疑って退却し、諸葛亮は「司馬懿は私が弱みを見せたと思い、伏兵を警戒して退いたのだ」と笑ったという。