百戰奇略守戰第三十八

  • 要旨: 守るとは自軍の実情をよく知ることであり、まだ勝てる見込みがなければ固く守り、勝機を見極めてから攻めるべきだと説く。

原則

  • 自軍にまだ勝算がないと分かれば、まず守りを固め、敵に破綻が生じるのを待つべきだとする。

史実に見る実践

  • 前漢、呉楚七国の乱で、太尉周亜夫は正面決戦を避け、梁国をあえて敵の攻撃にさらして時間を稼ぎ、呉楚軍の糧道を断つ策を取った。
  • 梁王からの再三の救援要請にも応じず持久し、別動隊で敵の糧道を断ち続けた結果、糧食に窮した呉楚軍は退却を始めた。
  • 夜襲などの混乱にも動じずに陣を固め、退路を読んで伏兵を配置し、疲弊した敵を追撃して大破し、乱を平定したとする。