百戰奇略弱戰第二十
- 要旨: 味方が劣勢なときは、旗幟や炊煙を多く見せて実力以上に強大に見せかけ、敵の判断を惑わせて損害を避けるべきだと説く。
原則
- 敵に我が方の実際の兵力・強弱を測らせないようにすることで、敵が軽々に戦を仕掛けてくるのを防ぐとする。
史実に見る実践
- 後漢、羌族の反乱に対し武都太守となった虞詡は、増援を要請すると偽って敵の分散を誘い、逆に急行軍で敵地に迫った。
- 兵法の常道である「竈を減らして弱く見せる」孫臏の故事とは逆に、竈の数を日々倍増させて援軍が続々と到着しているように見せかけた。
- 敵はこれを恐れて追撃をためらい、虞詡は無事に軍を進めることができたとする。