封神演義三教会して誅仙陣を破る(第七十八回 三教會破誅仙陣)

多寶道人、玄都へ連れ去られる

  • 老子の一炁化三清はあくまで元気の分身であり実体はないが、通天教主を惑わすには十分だった。三清が消えると通天は動揺し、老子にさらに数撃を浴びせられる。
  • 多寶道人が師の劣勢を見て進み出るが、老子は風火蒲団で捕らえ、黄巾力士に命じて桃園へ連行させる。老子は蘆篷に戻り、元始にこの陣は容易に破れぬ強敵と語る。

四教主の集結

  • 元始は誅仙陣に四つの門があり、これを破るには四人の力が要ると説く。そこへ西方教の準提道人が来訪。三教が揃ってこの陣を破り、有縁の衆生を導く好機だと語り合う。
  • 準提は西方教主・接引道人を呼びに戻り、共に蘆篷へ到着。老子・元始・接引・準提の四教主が揃い、翌日陣を破ることに決する。
  • 元始は玉鼎真人・道行天尊・広成子・赤精子の四人に符印を授け、陣内の雷が轟き火光が上がった隙に四振りの剣を奪い取るよう命じる。燃燈には空中で通天を定海珠で迎え撃つ役目を与える。

誅仙陣の陥落

  • 翌朝、四教主は誅仙陣の四門(誅仙・戮仙・陥仙・絶仙)にそれぞれ分かれて進入。通天教主が雷を放って各剣を振るわせるが、元始の慶雲、接引の舎利子、老子の宝塔、準提の金蓮がそれぞれ剣の勢いを防ぎ、四人とも陣の奥(各闕)まで進む。
  • 通天は四教主に取り囲まれて防戦一方となる。準提は二十四首十八臂の法身と孔雀大明王を現して通天を包囲し、老子・元始も次々と打撃を加える。通天は加持杵の一撃で牛から落ち、土遁で逃れようとするが燃燈の定海珠に撃たれる。
  • その隙に広成子・赤精子・玉鼎真人・道行天尊が四振りの剣を摘み取り、陣は完全に崩壊。通天は単身逃げ帰り、門人たちも四散する。

六魂旛と紂王の失策

  • 四教主は蘆篷で互いに謝辞を交わし、姜子牙に関攻略を託して各自山へ帰る。子牙は汜水関で武王に復命し、界牌関へ進むことを告げる。
  • 恥辱を受けた通天教主は紫芝崖に壇を築き、接引・準提・老子・元始・武王・姜尚の六名を呪う「六魂旛」を拝み始める(後の万仙陣で使われる)。
  • 界牌関の徐蓋は朝歌へ救援を求める上奏を送るが、妲己が「辺境の将が金品目当てに周軍来襲を偽っている」と讒言し、紂王は使者を斬らせてしまう。箕子が諫めても紂王は聞き入れない。

界牌関攻防の緒戦

  • 子牙は界牌関に進軍して布陣。先鋒官の王豹・彭遵は徐蓋の弱気を退けて出撃を主張する。
  • 彭遵は魏賁を「菡萏陣」という幻術で誘い込み、震動の雷で粉砕して討ち取る。子牙は魏賁の死を深く惜しむ。
  • 王豹は蘇護と交戦し劣勢になるが、「劈面雷」で趙丙・孫子羽を焼き殺して討ち取る。
  • 雷震子が出陣し、彭遵と交戦。彭遵の隙を突いて黄金棍で打ち倒し、首級を挙げる。徐蓋は関の守りの限界を悟り始める。