封神演義老子、一炁もて三清に化す(第七十七回 老子一炁化三清)
誅仙陣を覗う門人たち
- 誅仙陣には東南西北にそれぞれ誅仙剣・戮仙剣・陥仙剣・絶仙剣が掛かり、殺気と陰風が満ちている。陣中から不吉な歌が聞こえ、燃燈は門人たちに一旦引き上げるよう促す。
- そこへ多寶道人が剣を手に躍り出て広成子に挑む。広成子は多寶が師の意向を無視して陣を構えたことを詰り交戦、番天印で一撃を与えて多寶を陣内へ退かせる。
元始天尊と通天教主の対峙
- 元始天尊が九龍沉香輦に乗って降臨。翌日、截教の祖・通天教主も碧遊宮から到着し、多宝道人以下の門人たちを従えて陣中の八卦台に着座する。
- 元始は「封神榜」制定の経緯を説き、通天が陣を構えて周の東征を阻むことを咎める。通天は広成子が三度碧遊宮に乗り込み截教を罵ったことを根に持ち、譲らない。
- 双方譲らず、元始は自ら誅仙陣に単身乗り込んで一巡し、通天の陣を軽くいなして戻る。門人たちに問われても「見るに値せぬ」と語るのみで、師である太上老君の到着を待つとする。
老子の入陣と一炁化三清
- 太上老君(老子)が青牛に乗って現れ、元始と共に蘆篷で通天との対決を検討。老子は「まず自分が破ってみせ、応じなければ紫霄宮へ連行する」と告げる。
- 通天は陥仙門で老子を迎え撃つ。老子は太極図を金橋に変じて陣内へ進み、通天と激しく打ち合う。
- 通天が雷鳴・強風・稲妻・濃霧を操って陣を凶暴にする中、老子は頭上に玲瓏宝塔を現し、さらに魚尾冠から一気に三道の気を放って上清・玉清・太清の三道人(一炁化三清)を分身させる。
- 三清はそれぞれ通天に助勢を申し出るふりをして取り囲み、正体を明かさぬまま通天を翻弄する。截教の門人・長耳定光仙は闡教の正気を目の当たりにし、深く感服する。