封神演義子牙、営を劫し聞仲を破る(第五十一回 子牙劫營破聞仲)
老子と元始天尊、黄河陣を破る
- 元始天尊と老子が黄河陣に入る。門人たちは酔ったように眠り込んでいた。
- 瓊霄が金蛟剪を放つが、老子が袖で受け止め無効化。碧霄の混元金斗も風火蒲団で押さえ黄巾力士に持ち去らせる。
- 雲霄は乾坤図に包まれ麒麟崖下に鎮圧される。瓊霄は元始天尊の三宝玉如意で打たれて絶命、碧霄も盒に閉じ込められ血水と化して絶命。三仙姑はいずれも封神台へ送られた。
(詩:道を極めた仙女らが黄河陣を敷いたあげく気化して情を損なったことを詠む)
- 老子が指で地を打つと弟子たちが目を覚ます。元始天尊は、弟子たちは頂上の三花を削がれ胸中の五気を消耗したが劫数ゆえやむを得ぬとし、縦地金光法を授けて日に数千里を行けるようにする。鎮洞の宝は返却。
- 南極仙翁を残して紅沙陣を破らせ、広成子には桃花嶺で聞仲を阻ませ、赤精子には燕山で阻ませる。両天尊は玉虚宮へ帰る。
紅沙陣破りと武王の蘇生
- 聞仲は黄河陣が破れたことを知り朝歌へ救援を求め、三山関の鄧九公に出陣命令を出す。
- 南極仙翁が紅沙陣主・張天君(張紹)と対決。張紹は仙翁を諭すが取り合われず交戦、陣に逃げ込むも紅沙は五火七翎扇で無効化され、白鶴童子の玉如意と一剣で討たれる(封神台へ)。
- 陣内で哪吒・雷震子が救出され、武王も百日の災いで一時死亡していたが、燃燈道人が丹薬で蘇生させる。
- 燃燈道人は破陣の任を終え、慈航道人のみ残して他の道友を帰す。雲中子が絶龍嶺で神火柱を用意すると告げて去り、燃燈も応援に向かう。子牙は諸将を集め聞仲との決戦を告げる。
姜子牙、聞太師と決戦
- 聞仲は十絶陣がすべて破れ、朝歌の救援と鄧九公の援軍を待つ。趙江(弔されていた)は子牙側に斬られる。
- 聞仲対子牙、黄天化対彩雲仙子・菡芝仙、楊戩対菡芝仙、哪吒対彩雲仙子、黄飛虎ら対鄧・辛・張・陶の四将という大乱戦となる。
- 菡芝仙は黒風を起こすが慈航道人の定風珠で無効化され、子牙の打神鞭で絶命。彩雲仙子は哪吒の槍で絶命。張節は黄飛虎に討たれる。いずれも封神台へ。
- 聞仲は不利を悟り退却。
夜襲による大勝
- 子牙は諸将に密令を発し、黄天化・哪吒・雷震子には各方面の任務を割り振り、黄飛虎・南宮适らに左右哨襲撃、金吒・木吒・龍鬚虎に轅門突入を命じ、辛甲らには成湯兵に投降を呼びかけさせ、楊戩には糧草焼き討ちを命じる。
- 夜、周軍は成湯の大営を四方から急襲。激戦の末、聞仲は打神鞭で肩を負傷し、楊戩の焼き討ちで糧草も失い、成湯兵は動揺して大量に投降・敗走する。
(詩:夜襲の功を称え、武王の福運と姜子牙の功を詠む)
- 聞仲は陶栄を失い、鄧忠・辛環らを連れて七十余里敗走し岐山の麓で軍を収める。
聞仲、桃花嶺・燕山で阻まれる
- 岐山で残兵を点検すると三万余のみ。佳夢関を目指し進むが、桃花嶺で広成子に行く手を阻まれる。聞仲は交戦するが広成子の番天印の威力を恐れて退く。
- 燕山へ転進するが太華山で赤精子にも阻まれ、押し問答の末に交戦となり、赤精子が陰陽鏡を取り出したところで次回へ続く。