封神演義燃燈、議して十絶陣を破る(第四十五回 燃燈議破十絕陣)
燃燈道人、破陣の指揮を執る
空から現れたのは霊鷲山元覚洞の燃燈道人であった。子牙は喜んで破陣の符印を燃燈に託し、燃燈は「この一戦で友を何人か失うことになる」と内心で嘆きながらも策を練り始める。
開戦、鄧華「天絶陣」に散る
聞太師は戦書を送り、三日後の会戦が決まる。当日、玉虚宮門下の鄧華が名乗り出て「天絶陣」に挑むが、陣主・秦天君に誘い込まれて首を討たれてしまう。続いて文殊広法天尊が挑み、白蓮花と金蓮の法力で陣の呪法をしのぎ切り、遁龍樁で秦天君を捕らえて討ち取り、「天絶陣」を破る。怒った聞太師は文殊に襲いかかろうとするが、黄龍真人に押しとどめられる。
「地烈陣」、韓毒龍の戦死と懼留孫の反撃
趙天君の「地烈陣」には韓毒龍が挑むが、陣内で雷火に焼かれて命を落とす。続いて懼留孫が挑み、慶雲で身を守りながら綑仙縄で趙天君を捕らえ、蘆篷に引き立てて「地烈陣」を破る。聞太師は玉鼎真人に諭され、いったん引き上げる。
「風吼陣」を破るため定風珠を求める
燃燈道人は「風吼陣」が地・水・火に由来する暴風の陣であり、九鼎鉄叉山八宝雲光洞の度厄真人が持つ「定風珠」がなければ破れないと説く。子牙は散宜生・晁田を遣わして珠を借り受けさせる。二人は道人から定風珠を得て帰路につくが、黄河の渡し場で方弼・方相の兄弟に渡し賃としてだまし取られてしまう。絶望した宜生を晁田がなだめ、まっすぐ子牙に報告に戻ろうとしたところで武成王黄飛虎の糧食輸送隊に出会う。飛虎は方弼兄弟から定風珠を取り返し、二人が朝歌を追われて困窮していると知ると、周への帰順を勧めて共に連れ帰る。宜生・晁田は定風珠を子牙に届け、燃燈道人は「これで明日『風吼陣』を破れる」と告げるところで回を終える。