封神演義第三十七回 姜子牙、一たび崑崙に上る (姜子牙一上崑崙)

哪吒の勝利と張桂芳の傷

  • 哪吒の乾坤圏で左腕を打たれた張桂芳は、風林ともども負傷し朝歌へ援軍を求める。
  • 姜子牙は増援を懸念し、武王に暇を告げて崑崙山へ向かう。哪吒と武吉に城の守りを託す。

崑崙山での元始天尊との対面

  • 玉虚宮で元始天尊に謁見。天尊は南極仙翁に命じて「封神榜」を子牙に授け、岐山に封神台を築くよう命じる。
  • 子牙が張桂芳の邪術への対処を願うが、天尊は「西岐は徳ある者が治める地、危急には自ずと高人の助けがある」と突き放す。
  • 天尊は重ねて子牙を呼び戻し、「今後誰が呼びかけても応じてはならぬ、応じれば三十六路の兵に攻められる。東海でもう一人待つ者がいる」と戒める。

申公豹の誘惑

  • 下山の途中、旧知の申公豹に呼び止められる。天尊の戒めを一度は守るが、申公豹と名乗り合った末に応じてしまう。
  • 申公豹は成湯の助けをするよう子牙を誘い、自らの首を斬って宙に飛ばし元に戻す妖術を見せつけて子牙を惑わす。子牙はその術に驚き、封神榜を焼こうとまで思い詰める。
  • 南極仙翁が機転を利かせ、白鶴童子に申公豹の首を銜えさせて南海へ運ばせる。子牙は仙翁に助けられて我に返り、申公豹を哀れんで助命を願う。仙翁は渋々首を戻させるが、申公豹は恨みを抱いて去り、「西岐を血の海にしてやる」と捨て台詞を残す。

柏鑑との出会いと帰還

  • 子牙は東海へ向かう途中の島で、軒轅黄帝の総兵官だった柏鑑の霊に出会い、西岐山で待機するよう命じる(後に清福神となる)。
  • 五路神の出迎えを受け、岐山での封神台造営を柏鑑に託して西岐へ帰還。武王には崑崙での顛末を伏せて報告する。

夜襲による張桂芳軍撃破

  • 子牙は張桂芳の陣を夜襲。哪吒・黄飛虎・辛甲・辛免らが奮戦し、捕らわれていた周紀・南宮适を救出。張桂芳・風林は大敗して退き、負傷のまま朝歌へ急使を送る。
  • 聞太師はこの報に驚き、自ら出陣すべきか悩むが、弟子の吉立が海島の道友を頼るよう進言する。