封神演義渭水にて文王、子牙を聘す(第二十四回 渭水文王聘子牙)
武吉、子牙に弟子入り
- 武吉は磻溪の子牙を訪ね、事情を話して助けを乞う。子牙は「数は動かせぬが、弟子になるなら救おう」と告げ、武吉を弟子に取る。
- 子牙は武吉に、自宅の寝床脇に穴を掘り、頭と足元に灯を灯して一晩寝るという「厭星」の術を授ける。武吉は言われた通りに行い、以後は罪を問われずに済む。
- 子牙は武吉に兵法・六韜を教え始め、天下四百諸侯の反乱の情勢を語り聞かせる。
散宜生の再調査と文王の南郊行楽
- 半年経っても武吉が刑に服さないことを訝った散宜生が、文王に先天数で占わせると「武吉は刑を恐れて深潭に身を投げて死んだ」と出る。文王はこれを憐れむ。
- 春爛漫の頃、文王は文武百官と南郊へ行楽に出る。南宮适が用意した狩りの囲い場を見た文王は、殺生を戒める伏羲の故事を引いて狩りを取りやめさせる。
漁夫・樵夫の歌と武吉との再会
- 道中、漁夫や樵夫たちが磻溪の老人(子牙)から聞き覚えた歌を口ずさむのを聞き、文王はその内容から賢者の存在を感じ取るが、本人には会えない。
- やがて薪を担いだ武吉本人が現れて歌う。死んだはずの武吉が生きていたことに文王は怒るが、事情(子牙の弟子となり厭星の術で助かったこと)を聞き、道号「飛熊」が霊台の夢と符合することに散宜生が気づく。
- 文王は武吉の罪を赦し、案内させて子牙の草舎を訪ねるが、本人は不在で会えず、後日改めて迎えることにする。
文王、子牙を聘す
- 南宮适は「磻溪の隠者は虚名かもしれない」と慎重論を唱えるが、散宜生は真心をもって迎えるべきと主張し、文王もこれに同意する。
- 文王は三日間斎戒したのち、盛大な行列を整えて磻溪へ子牙を迎えに行く。子牙は歌を口ずさみながら文王を待っており、対面して深く礼を尽くす。
- 子牙は謙遜して固辞するが、文王の誠意に応じて随行し、西岐へ入る。文王は子牙を右霊台丞相に任じ、厚遇する。子牙は八十歳での出仕であった。
- 姜尚が周に仕えたとの報せは汜水関の韓栄によって朝歌へ伝えられる。