北史卷二十五 列傳第十三 萬安國
萬安國とその一族
- 万安国、代の人。代々酋帥だった。父の振は高陽長公主を尚り駙馬都尉、長安鎮将・馮翊公。安国は幼くして聡敏、国甥として再び河南公主を尚り駙馬都尉を拝した。獻文帝は特に親寵し寝食を共にした。大司馬・大将軍・安城王に封ぜられた。安国は先に神部長奚買奴と不和で、承明初年、詔を偽り苑中で買奴を殺した。孝文帝はこれを聞き激怒し死を賜った。享年二十三。子の翼が王爵を襲いだ。
- 別に嵇根という者があり、代々紇奚部帥だった。皇始初年、部を率いて魏に帰順し昭成帝の娘を尚った。その子の抜は尚書令に至った。抜は華陰公主を尚り子の敬を生んだ。元紹の逆変に際し主(華陰公主)に功があり、敬は特に大司馬に抜擢され長楽王に封ぜられた。薨去し子の護が跡を継ぎ外都大官を拝した。根の事跡は多く逸したため略してここに付す。