北史卷二十五 列傳第十三 乙瓌

乙瓌とその子孫

  • 乙瓌、代の人。その先祖は代々部落を統率した。太武帝の時、瓌の父匹知が瓌を入貢させると帝は留めた。瓌は騎射に優れ手で猛獣を格闘できた。太武帝の娘上谷公主を尚り駙馬都尉、西平公を賜爵。南征に従い前鋒諸軍事を都督し勇は三軍に冠絶した。のち王に進爵し西道都将となった。薨去、享年二十九、太尉公を贈られ諡は恭。子の乾帰が跡を継いだ。
  • 乾帰は気幹があり書疏に通じ特に兵法を好んだ。景穆太子の娘安楽公主を尚り駙馬都尉・侍中。獻文帝の初め秦州刺史として恵政があった。孝文帝即位後、中道都将。卒去し諡は康。子の海、字は懐仁、散騎侍郎で卒し諡は孝。
  • 海の子瑗、字は雅珍。孝文帝の娘淮陽公主を尚り駙馬都尉、西兗州刺史に累進。天平元年、樊子鵠に呼応して挙兵し戦死した。