北齊書卷十 列傳第二 博陵文簡王濟
博陵文簡王濟
- 博陵文簡王済、神武帝の第十二子。天保元年(550年)封ぜられた。かつて文宣帝の巡幸に従っていた際、道中で突然太皇太后を思い出し逃げ帰ったため、帝は怒って白刃を突きつけ脅し、これにより済は驚愕して以来精神が乱れるようになった。太尉を歴任した。河清初め、出て定州刺史となった。天統5年(569年)、州にあって人に「順序からいえば私にも(帝位が)回ってくるはずだ」と語った。後主はこれを聞き、密かに人を遣わして殺させた。仮黄鉞太尉録尚書事を追贈され、子の智が爵位を継いだ。