北齊書卷九 列傳第一 孝昭皇后元氏
孝昭皇后元氏
- 孝昭皇后元氏、開府元蠻の娘。初め常山王(孝昭帝)の妃であった。天保末、歩六孤の姓を賜った。孝昭帝の即位により皇后に立てられた。帝が崩じ、梓宮が鄴に向けて汾橋を渡り始めたとき、武成帝は后が珍しい薬を持っていると聞いて追って求めたが得られず、宦官に命じて車中を検分させ辱めさせ、順成宮に降居させた。武成帝が楽陵王(百年)を殺した後、后は隔離され家族と連絡がとれなくなった。宮中に突然根拠のない流言が起こり、帝は調べさせて后の父・兄の書信を得たため、元蠻はこれにより免官された。后は斉の滅亡により周の後宮に入ったが、隋の文帝が丞相であった時に放たれて山東(太行山以東)へ帰った。