後漢紀巻第二十九 孝獻皇帝 建安八年 203年

春 袁氏の敗北と荀彧の封侯

  • 春、曹操が袁譚・袁尚を破った。
  • 秋七月、曹操が上言した。守尚書令の荀彧は臣の陣営にあって計画に参画し、征伐に付き従い、そのたびに勝利を収めた。奇策も密謀もすべて共に決した。荀彧が台閣にあってからも、常に思いを致し書を往来させ、大小となく策を同じくしてきた。詩は腹心を美とし、伝は廟堂の勝算を貴ぶ。勲業が定まったのは荀彧の功である。それなのに臣ばかりが前後に異例の寵を受け、心穏やかでない。荀彧は臣と事を通じ功を並べているのだから、封賞を進めて後進を励ますべきだ、と。
  • そこで荀彧を萬歳亭侯に封じた。
  • 八月、曹操が劉表を征伐し、軍は西平に至った。袁譚と袁尚は冀州を争った。
  • 九月、公卿が北郊で気を迎え、はじめて八佾の舞を用いた。
  • 冬十月、曹操が黎陽に至った。