後漢書卷五十六 伏侯宋蔡馮趙牟韋列傳第十六 蔡茂

剛直の大司徒

  • 蔡茂、字は子礼。河内懐の人。王莽の居摂を避け病を理由に不仕、竇融の下に身を寄せ張掖太守を固辞。竇融と共に光武帝に召され広漢太守として治績を挙げる。陰氏の賓客の不正を摘発し、洛陽令董宣が湖陽公主の奴を糾弾した事件では董宣を支持し、外戚統制を求める上疏を行った。
  • 建武20年、大司徒。清倹を貫き23年、72歳で薨去。かつて広漢在任中、大殿の梁に三穂の禾が生え中央の穂を取っては失う夢を見て、主簿郭賀に「中台の位を得るが失いもする吉夢」と解かれ、まもなく召還された逸話が伝わる。