元史卷一百九十五 列傳第八十二 桂諤勒哲

桂諤勒哲と金徳

  • 桂諤勒哲は永嘉の人。かつて江西左丞の李多爾に従い京師に留まり、平江路管軍鎮撫となったが仇家に訴えられ免官された。折しも賊が昱嶺関を攻めると、行省は前官を仮に授けて従軍させた。諤勒哲は討賊に勇み、関下で二戦しいずれも勝ったが、まもなくまた賊と戦い捕らえられた。その妻弟の金徳もまた捕らえられ、いずれも木に反縛され白刃を突きつけられ降伏を脅された。金徳の意はまだ決まっていなかったが、諤勒哲は「金舅よ、男子は死ぬまでのこと、聞くべきではない」と呼んだ。徳は「この言葉が最も正しい」と言い、大いに賊を罵った。賊は怒り2人の腹を割いて殺した。