元史卷一百九十四 列傳第八十一 曹彦可

曹彦可

  • また曹彦可という者があり、亳州の人。妖寇が起こったとき里中には田野の無頼子で書を知らない者が多くいた。亳州を破ると帛を竿に掲げ、みな彦可の家に趨りこれを劫し旗を書かせようとした。彦可は力めて辞したが刀斧で脅されると、彦可は唾して「私は儒者である、君父があることを知っている、死ぬまでのことだ、どうしてお前のために旗を書くものか」と言った。賊は怒り、これを殺した。享年70。その家はもとより貧しく、さらに乱で死んだため藁で屍を殯した。賊が平定されると有司はこの事を上奏し、中書は資を給して葬らせ、諡を節愍とした。