元史卷一百六十六 列傳第五十三 劉恩
四川平定の功臣
- 字仁甫、その先は洺水の人。金符を帯び蜀征討に従軍、宋将劉整に降伏を説き成功。至元3年(1266年)雲頂山攻防で1万人の敵を撃破、6年(1269年)九頂山で宋軍を破り部将18人を捕縛。9年(1272年)建都攻略戦では糧食窮乏を蛮族からの調達で凌ぎ、山7巓のうち5つを奪って建都を降伏させた。
- 12年(1275年)嘉定攻略、安西王の招請で「重臣が私心なく督責すれば半年で四川平定可能」と献策し実現に寄与。15年(1278年)重慶降伏、夔府の張万を招降し大小64州邑を得た。四川西道宣慰使、副都元帥として海都討伐にも功を挙げ、22年(1285年)僉行枢密院事のまま没した。子徳禄が成都管軍万戸を襲職。