元史卷一百五十一 列傳第三十八 邸順

恒州都元帥の一族

  • 邸順は保定行唐の人、曲陽県に籍を置いた。金末の乱で郷人を集め石城・玄保の砦を築き、甲戌年太祖に帰順し行唐令となった。真定の盗賊討伐、金将武仙の攻撃を撃退した功で金虎符・鎮国上将軍・恒州等処都元帥を授かった。武仙の再侵攻も撃退し真定奪還に貢献。順は察納格爾、弟常は嘉納噶爾の名を賜り驃騎衛上将軍・山前都元帥となった。丙辰年没。享年七十四。子浹が職を襲ぎ、宋討伐・李璮討伐に従軍、龍興・吉安・広東等の鎮守を歴任、大徳三年(1299年)没。
  • 順の族弟琮も太祖時に帰順し、真定の武仙討伐、蔡州攻略に功を挙げ、徐州・潁州の鎮守にあたった。子澤が襲ぎ潁州の宋軍撃退、平塞寨攻略等で功を重ね、廬州・潁州・杭州を歴任して没。