大唐西域記婆羅吸摩補羅國
- 要旨: 婆羅吸摩補羅国は山に囲まれた国で、その北の雪山中に女性を王とする金氏国(東女国)があると記す。
地理と風俗
- 周囲四千余里、四方を山に囲まれ、大都城は周囲二十余里、人口が多く裕福とする。
- 土地は肥沃で鍮石・水晶を産し、気候はやや寒冷、学問より利益を追う風潮があり、気性は荒々しく正邪の信仰が入り混じるとする。
- 伽藍五か所は僧徒が少なく、天祠十余か所に異教徒が雑居するとする。
金氏国(東女国)
- この国の北の大雪山中には金を多く産する蘇伐剌拏瞿呾羅国(金氏国)があり、女性が王となるため「東女国」とも呼ばれるとする。
- 男性も王となるが政治には関与せず、男は専ら軍事と農耕に従事するとし、気候は厳しく人々は気短だとする。
- 東は吐蕃、北は于闐、西は三波訶国に接するとする。