大唐西域記濫波國
- 要旨: 濫波国は迦畢試国に服属する小国で、統治が乱れ人々は気弱で狡猾と評されると記す。
地理と統治
- 周囲千余里、北は雪山、三方は黒嶺に囲まれ、大都城は周囲十余里とする。
- 王族が数百年前に絶えて以来、豪族が争って大君主がなく、近年迦畢試国に服属するようになったとする。
物産と風俗
- 粳稲・甘蔗を産するが果樹は少なく、気候は温暖で霜は降るが雪はないとする。
- 人々は歌謡を好むが気性は臆病で狡猾、互いに欺き合い譲り合わないとし、体は小柄で軽躁だと評する。
- 伽藍十余か所で大乗を学ぶ僧徒は少なく、天祠(異教の祠)が数十あり異教徒が多いとする。